LCCで帰国する訪日客が多い国・地域ランキング【2026年最新版】観光庁 2025年確報・2026年4〜6月期速報

LCCで帰国する訪日客が多い国・地域ランキング【2026年最新版】観光庁 2025年確報・2026年4〜6月期速報 1位 韓国 67.1%

2026年10月時点で最新の観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年の確報(2026年3月公表)と2026年4〜6月期の2次速報(2026年9月30日公表)をもとに、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った訪日客の割合が高い国・地域をランキングにしました。1位は韓国(67.1%)です。

観光庁の「インバウンド消費動向調査」(2025年暦年・確報)によると、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は全体で32.2%でした。国・地域別では韓国が67.1%で最も高く、ベトナム(50.6%)、タイ(39.1%)、台湾(38.1%)、カナダ(37.7%)が続きます。最も低いのはスペイン(2.1%)です。

LCCがFSA(フルサービスの航空会社)を上回ったのは韓国・ベトナムです。上位10のうち8つがアジアの国・地域で、欧米豪の8か国はいずれもFSAが62%以上を占めます。

目次

ランキングの評価方法

LCCで帰国した訪日客の割合 国・地域別ランキング【2026年最新版】の評価方法
  • 出典:観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年(確報)集計表「表1-1 国籍・地域別 回答者属性および旅行内容」の「帰国に利用した交通手段」。
  • 指標:集計表の「帰国に利用した交通手段」(単一回答)が「LCC(ローコストキャリア)」だった人の割合(%)。
  • 調査の方法:観光庁が全国の主な空港・港で、出国する訪日外国人(クルーズ客を除く一般客)に聞き取った標本調査です。集計値は国籍・地域や出国港ごとの訪日客数で重み付け(ウェイトバック)した値で、回答者数は重み付け前の数です(集計表の注意書き)。
  • 回答者数:国・地域ごとの回答者数は212〜5,668人です。ロシア(212人)、イタリア(427人)、スペイン(468人)、ドイツ(473人)、インド(482人)は回答者が少なく(500人未満・表の※)、誤差が大きい可能性があります。
  • LCC・FSA の区分:回答者が帰国に使った便の区分です(観光庁の集計表のとおり)。調査票に、回答者がLCCかどうかを選ぶ問いはありません(調査員が記入する欄に「搭乗便名」があります)。行きの便は聞いていません。
  • 2026年の値:2026年4〜6月期(2次速報)の集計表(2026年9月30日公表)の同じ表です。2026年からメキシコ・北欧・中東が加わった24区分で、四半期の値は回答者が少ない国・地域があり、年間の値より大きく動きます。北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)と「その他」は複数の国をまとめた値なので、国・地域の順位に入れず、表の下に参考として値を載せました(2026-10-23 から)。7〜9月期は1次速報(2026年10月21日公表)が出ていますが、本記事は値が見直された2次速報の最新の期(4〜6月期)を載せています(7〜9月期の2次速報は2026年12月24日公表の予定です)。
  • 順位の付け方:観光庁の集計表に出ている値(表示の桁)で順位を付けています。同じ値は同じ順位です。
  • 注意:政府統計の数値は「政府標準利用規約(第2.0版)」に基づいて利用し、本サイトで加工・集計しています。

TOP10(LCCで帰国した人の割合)

スクロールできます
順位国・地域LCCで帰国した人の割合FSA(フルサービス)船舶回答者数
1韓国67.1%31.0%2.0%3,437人
2ベトナム50.6%49.4%0.0%1,284人
3タイ39.1%60.9%0.0%955人
4台湾38.1%61.9%0.0%2,468人
5カナダ37.7%62.3%0.0%545人
6フィリピン36.9%63.1%0.0%1,600人
7マレーシア36.8%63.2%0.0%695人
8香港31.3%68.7%0.0%3,740人
9シンガポール28.8%71.2%0.0%511人
10米国24.4%75.5%0.1%3,028人
LCCで帰国した人の割合 国・地域別(2025年)

1〜10位の解説

第1位 韓国(67.1%)

第1位 韓国:67.1%

韓国の訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は67.1%で、全体(32.2%)の2.1倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が31.0%、船舶が2.0%です。回答者は3,437人です。

第2位 ベトナム(50.6%)

第2位 ベトナム:50.6%

ベトナムの訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は50.6%で、全体(32.2%)の1.6倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が49.4%、船舶が0.0%です。回答者は1,284人です。

第3位 タイ(39.1%)

第3位 タイ:39.1%

タイの訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は39.1%で、全体(32.2%)の1.2倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が60.9%、船舶が0.0%です。回答者は955人です。

第4位 台湾(38.1%)

第4位 台湾:38.1%

台湾の訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は38.1%で、全体(32.2%)の1.2倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が61.9%、船舶が0.0%です。回答者は2,468人です。

第5位 カナダ(37.7%)

第5位 カナダ:37.7%

カナダの訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は37.7%で、全体(32.2%)の1.2倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が62.3%、船舶が0.0%です。回答者は545人です。

第6位 フィリピン(36.9%)

第6位 フィリピン:36.9%

フィリピンの訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は36.9%で、全体(32.2%)の1.1倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が63.1%、船舶が0.0%です。回答者は1,600人です。

第7位 マレーシア(36.8%)

第7位 マレーシア:36.8%

マレーシアの訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は36.8%で、全体(32.2%)の1.1倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が63.2%、船舶が0.0%です。回答者は695人です。

第8位 香港(31.3%)

第8位 香港:31.3%

香港の訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は31.3%で、全体(32.2%)の1.0倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が68.7%、船舶が0.0%です。回答者は3,740人です。

第9位 シンガポール(28.8%)

第9位 シンガポール:28.8%

シンガポールの訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は28.8%で、全体(32.2%)の0.9倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が71.2%、船舶が0.0%です。回答者は511人です。

第10位 米国(24.4%)

第10位 米国:24.4%

米国の訪日客のうち、日本から帰国するときにLCC(格安航空会社)を使った人の割合は24.4%で、全体(32.2%)の0.8倍です。帰国に使った交通手段ではFSA(フルサービス)が75.5%、船舶が0.1%です。回答者は3,028人です。

国・地域別の帰国に使った交通手段

スクロールできます
国・地域FSA(フルサービス)LCC(格安航空)船舶
全国籍・地域67.3%32.2%0.5%
韓国31.0%67.1%2.0%
ベトナム49.4%50.6%0.0%
タイ60.9%39.1%0.0%
台湾61.9%38.1%0.0%
カナダ62.3%37.7%0.0%
フィリピン63.1%36.9%0.0%
マレーシア63.2%36.8%0.0%
香港68.7%31.3%0.0%
シンガポール71.2%28.8%0.0%
米国75.5%24.4%0.1%
英国88.6%11.1%0.2%
オーストラリア90.9%9.1%0.0%
中国93.3%6.7%0.0%
インドネシア94.1%5.9%0.0%
フランス94.7%5.2%0.1%
インド※94.8%5.2%0.0%
ドイツ※95.6%4.4%0.0%
ロシア※96.3%3.7%0.0%
イタリア※97.6%2.4%0.0%
スペイン※97.9%2.1%0.0%

観光庁の集計表は、帰国に使った交通手段を「FSA(フルサービスエアライン)」「LCC(ローコストキャリア)」「船舶」の3つに分けています。全体ではFSAが67.3%、LCCが32.2%、船舶が0.5%でした。船舶で帰国した人は韓国(2.0%)が最も多く、ほかの国・地域はほぼ0%です。

2026年4〜6月期(2次速報)のLCCで帰国した人の割合

スクロールできます
順位国・地域LCCで帰国した人の割合2025年の順位回答者数
1韓国78.3%1位854人
2台湾39.4%4位788人
3フィリピン37.8%6位542人
4マレーシア※36.5%7位166人
5メキシコ※34.1%-(2026年から集計)102人
6香港33.8%8位853人
7ベトナム※32.3%2位335人
8カナダ※30.6%5位155人
9タイ※26.4%3位289人
10シンガポール※26.2%9位128人

参考(複数の国のまとまり・順位は付けていません):北欧(4か国) 9.1%(回答者102人)・中東(8か国) 4.6%(回答者101人)・その他の国・地域 8.2%(回答者280人)。

2026年4〜6月期(2次速報)では、全体のLCCで帰国した人の割合は37.8%(2025年は32.2%)で、韓国(78.3%)、台湾(39.4%)、フィリピン(37.8%)が上位でした。四半期の値は回答者が少ない国・地域があり、季節の影響も受けるため、年間の値と分けてご覧ください。表の※は回答者が500人未満の国・地域で、誤差が大きい可能性があります。

国・地域別の一覧

スクロールできます
順位国・地域LCCで帰国した人の割合FSA(フルサービス)船舶回答者数
1韓国67.1%31.0%2.0%3,437人
2ベトナム50.6%49.4%0.0%1,284人
3タイ39.1%60.9%0.0%955人
4台湾38.1%61.9%0.0%2,468人
5カナダ37.7%62.3%0.0%545人
6フィリピン36.9%63.1%0.0%1,600人
7マレーシア36.8%63.2%0.0%695人
8香港31.3%68.7%0.0%3,740人
9シンガポール28.8%71.2%0.0%511人
10米国24.4%75.5%0.1%3,028人
11英国11.1%88.6%0.2%594人
12オーストラリア9.1%90.9%0.0%877人
13中国6.7%93.3%0.0%5,668人
14インドネシア5.9%94.1%0.0%931人
15フランス5.2%94.7%0.1%501人
15インド※5.2%94.8%0.0%482人
17ドイツ※4.4%95.6%0.0%473人
18ロシア※3.7%96.3%0.0%212人
19イタリア※2.4%97.6%0.0%427人
20スペイン※2.1%97.9%0.0%468人

よくある質問

LCCで帰国する訪日客が一番多い国・地域は?

韓国で、67.1%です(2025年)。ベトナム(50.6%)、タイ(39.1%)が続き、全体では32.2%でした。

LCCとは何ですか?

ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略で、運賃を抑えた格安航空会社のことです。観光庁の集計表では、帰国に使った交通手段をFSA(フルサービスエアライン)・LCC・船舶の3つに分けています。

欧米から来た人はLCCを使いますか?

欧米豪の8か国では、帰国にLCCを使った人はカナダ37.7%、米国24.4%、英国11.1%などで、FSAが中心です。

2026年はどうですか?

2026年4〜6月期(2次速報)では全体で37.8%、1位は韓国(78.3%)でした(回答者が少ない国・地域を含みます)。

データはどこで確認できますか?

観光庁「インバウンド消費動向調査」のページで、年間の集計表(Excel)と年次報告書(PDF)を誰でも見られます。本記事の国・地域別の値はCSVでも公開しています。

まとめ

2025年のLCCで帰国した人の割合は、韓国・ベトナム・タイが上位で、全体は32.2%でした。韓国は67.1%が帰国にLCCを使い、FSAを上回りました。欧米豪の国はFSAが中心です。インバウンド・パワーランキングでは、公的統計をもとに訪日客の行動を国・地域別に比べて公開していきます。

出典・データ

更新・訂正の履歴

  • 2026年10月23日:2026年4〜6月期の表で、北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)は複数の国をまとめた観光庁の区分なので、国・地域の順位から外し、「その他」とあわせて表の下に参考として値を載せました(10位までの顔ぶれと順位は変わりません)。
  • 2026年10月23日:評価方法と本文の「観光庁の調査は、帰国に使った交通手段を…3つに分けて聞いています」を「集計表は…3つに分けています」に直しました(調査票に回答者がLCCかどうかを選ぶ問いは無く、帰国の便の区分は集計表のものです)。あわせて、評価方法に順位の付け方(同じ値は同じ順位)と、2026年7〜9月期の1次速報が出ていることを書きました。
  • 2026年10月25日:評価方法の画像の「LCCを選んだ人の割合」を「LCCだった人の割合」に直しました(調査票に回答者がLCCかどうかを選ぶ問いは無く、2026年10月23日に本文だけを直していました)。2026年4〜6月期の表の段に、表の※(回答者が500人未満の国・地域)の説明を書きました。出典の集計表に、2026年10月8日に一部の統計表が修正されたこと(この記事の数字は修正後の表で確かめたこと)を書きました。数字と順位は変わりません。

関連ランキング

図表のご利用について

本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。

高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。

数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年10月25日)。

公開:2026年10月25日

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社パプリカ 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。観光庁・JNTO などの公的統計をもとに、訪日インバウンドのデータ分析と情報発信を行う。

目次