2026年11月時点で最新の観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年の確報(2026年3月公表)と2026年4〜6月期の2次速報(2026年9月公表)をもとに、訪日客が日本で一番満足した食べ物(飲食)をランキングにしました。1位は肉料理(32.5%)です。
観光庁の「インバウンド消費動向調査」(2025年暦年・確報)で、日本滞在中に一番満足した飲食を1つ答えてもらうと、肉料理が32.5%で最も多く、ラーメン(19.7%)、寿司(13.7%)、魚料理(9.7%)が続きました(回答者55,634人)。
20の国・地域別に見ると、肉料理が1位の国・地域は10(韓国・台湾・香港・中国・タイなど)、ラーメンが1位の国・地域は10(インドネシア・フィリピン・インド・英国・ドイツなど)で、寿司が1位の国・地域はありませんでした。中国は42.0%が肉料理、インドネシアは34.7%がラーメンを選んでいます。
ランキングの評価方法

- 出典:観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年(確報)集計表「参考3 訪日旅行に関する意識(満足度など)」と年次報告書の図表4-4。
- 指標:「一番満足した飲食」にその区分を挙げた人の割合(%)。自由回答を観光庁が「肉料理」「ラーメン」「寿司」などに分類した値で、区分の中の料理名の内訳は公表されていません。13の区分には、外国の料理・酒・果物・その他の食料品・飲料も含みます(観光庁の区分のまま。「その他の食料品・飲料」は集計表の「その他食料品・飲料」です)。国・地域の「その他」は1つの国・地域ではないため表に入れていません。
- 確かめたこと:年次報告書の図表4-4(肉料理32.5%・ラーメン19.7%・寿司13.7%)と集計表の値が一致することを確かめました。飲食ごとの満足した理由は年次報告書の図表4-4の値です。
- 調査の方法:観光庁が全国の主な空港・港で、出国する訪日客(一般客)に聞いた「地域調査」の結果です。集計値は全国調査の国籍・地域別の訪日客数に合わせて重み付け(ウェイトバック)した値で、回答者数は重み付け前の数です(集計表の注意書き)。
- 回答者数:国・地域ごとの回答者数は120〜11,567人です。ロシア(120人)、インド(441人)、スペイン(477人)は回答者が少なく、誤差が大きい可能性があります。
- 2026年の値:2026年4〜6月期(2次速報)の集計表(2026年9月30日公表)の同じ表です。2026年からメキシコ・北欧・中東が加わっています。
- 注意:政府統計の数値は「政府標準利用規約(第2.0版)」に基づいて利用し、本サイトで加工・集計しています。
ランキング(一番満足した飲食)
| 順位 | 飲食 | 割合 | この飲食が1位の国・地域 | 「美味しい」の次に多い理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 肉料理 | 32.5% | 韓国・台湾・香港・中国・タイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・米国・オーストラリア | 食材が新鮮(45.6%) |
| 2 | ラーメン | 19.7% | インドネシア・フィリピン・インド※・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン※・ロシア※・カナダ | 食材が新鮮(28.8%) |
| 3 | 寿司 | 13.7% | - | 食材が新鮮(72.1%) |
| 4 | 魚料理 | 9.7% | - | 食材が新鮮(65.7%) |
| 5 | その他日本料理 | 5.5% | - | 食材が新鮮(42.9%) |
| 6 | その他料理 | 5.4% | - | 食材が新鮮(34.3%) |
| 7 | そば・うどん | 4.4% | - | 食材が新鮮(31.2%) |
| 8 | 小麦粉料理 | 3.3% | - | 伝統的・日本独特(41.6%) |
| 9 | 菓子類 | 2.3% | - | 自国で味わうことができない(24.5%) |
| 10 | その他の食料品・飲料 | 1.7% | - | 食材が新鮮(34.5%) |
| 11 | 酒 | 0.8% | - | 自国で味わうことができない(28.0%) |
| 12 | 外国の料理 | 0.6% | - | 食材が新鮮(31.8%) |
| 13 | 果物 | 0.4% | - | 食材が新鮮(63.5%) |
※は2025年の回答者が500人未満の国・地域です。回答者が少ないため、誤差が大きい可能性があります。

1〜10位の解説
第1位 肉料理(32.5%)

訪日客の32.5%が、一番満足した飲食に「肉料理」を挙げました。国・地域別では中国(42.0%)、韓国(35.7%)、台湾(35.7%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」95.6%に次いで「食材が新鮮」45.6%が多くなっています。
第2位 ラーメン(19.7%)

訪日客の19.7%が、一番満足した飲食に「ラーメン」を挙げました。国・地域別ではインドネシア(34.7%)、フィリピン(34.2%)、イタリア(30.8%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」95.5%に次いで「食材が新鮮」28.8%が多くなっています。
第3位 寿司(13.7%)

訪日客の13.7%が、一番満足した飲食に「寿司」を挙げました。国・地域別ではロシア※(22.7%)、ベトナム(20.5%)、スペイン※(19.7%)、カナダ(19.7%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」93.2%に次いで「食材が新鮮」72.1%が多くなっています。※は回答者が500人未満で、誤差が大きい値です。
第4位 魚料理(9.7%)

訪日客の9.7%が、一番満足した飲食に「魚料理」を挙げました。国・地域別では香港(14.3%)、台湾(13.3%)、中国(12.2%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」92.5%に次いで「食材が新鮮」65.7%が多くなっています。
第5位 その他日本料理(5.5%)

訪日客の5.5%が、一番満足した飲食に「その他日本料理」を挙げました。国・地域別ではインド※(10.4%)、マレーシア(8.8%)、ロシア※(8.3%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」93.8%に次いで「食材が新鮮」42.9%が多くなっています。※は回答者が500人未満で、誤差が大きい値です。
第6位 その他料理(5.4%)

訪日客の5.4%が、一番満足した飲食に「その他料理」を挙げました。国・地域別ではインド※(12.0%)、オーストラリア(9.6%)、カナダ(8.3%)、米国(8.3%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」93.3%に次いで「食材が新鮮」34.3%が多くなっています。※は回答者が500人未満で、誤差が大きい値です。
第7位 そば・うどん(4.4%)

訪日客の4.4%が、一番満足した飲食に「そば・うどん」を挙げました。国・地域別ではマレーシア(6.4%)、イタリア(6.3%)、韓国(6.1%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」95.5%に次いで「食材が新鮮」31.2%が多くなっています。
第8位 小麦粉料理(3.3%)

訪日客の3.3%が、一番満足した飲食に「小麦粉料理」を挙げました。国・地域別ではスペイン※(10.7%)、ドイツ(9.6%)、英国(9.4%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」95.9%に次いで「伝統的・日本独特」41.6%が多くなっています。※は回答者が500人未満で、誤差が大きい値です。
第9位 菓子類(2.3%)

訪日客の2.3%が、一番満足した飲食に「菓子類」を挙げました。国・地域別ではインド※(3.9%)、オーストラリア(3.5%)、台湾(3.4%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」93.0%に次いで「自国で味わうことができない」24.5%が多くなっています。※は回答者が500人未満で、誤差が大きい値です。
第10位 その他の食料品・飲料(1.7%)

訪日客の1.7%が、一番満足した飲食に「その他の食料品・飲料」を挙げました。国・地域別ではロシア※(14.7%)、インド※(7.5%)、インドネシア(3.1%)、ベトナム(3.1%)で高くなっています。選んだ理由は「美味しい」89.5%に次いで「食材が新鮮」34.5%が多くなっています。※は回答者が500人未満で、誤差が大きい値です。
国・地域ごとの1位
| 国・地域 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| 韓国 | 肉料理(35.7%) | 寿司(17.2%) | ラーメン(14.3%) |
| 台湾 | 肉料理(35.7%) | ラーメン(20.1%) | 魚料理(13.3%) |
| 香港 | 肉料理(35.4%) | ラーメン(16.1%) | 寿司(15.0%) |
| 中国 | 肉料理(42.0%) | ラーメン(17.7%) | 魚料理(12.2%) |
| タイ | 肉料理(30.9%) | ラーメン(21.7%) | 寿司(17.5%) |
| シンガポール | 肉料理(28.1%) | ラーメン(24.0%) | 寿司(12.2%) |
| マレーシア | 肉料理(28.0%) | ラーメン(24.4%) | 魚料理(11.3%) |
| インドネシア | ラーメン(34.7%) | 肉料理(22.2%) | 寿司(12.0%) |
| フィリピン | ラーメン(34.2%) | 肉料理(32.1%) | 寿司(10.8%) |
| ベトナム | 肉料理(25.4%) | 寿司(20.5%) | ラーメン(20.1%) |
| インド※ | ラーメン(27.5%) | 寿司(12.5%) | その他料理(12.0%) |
| 英国 | ラーメン(25.0%) | 肉料理(20.9%) | 寿司(19.0%) |
| ドイツ | ラーメン(29.4%) | 肉料理(19.4%) | 寿司(16.6%) |
| フランス | ラーメン(25.0%) | 寿司(19.5%) | 肉料理(17.8%) |
| イタリア | ラーメン(30.8%) | 寿司(19.2%) | 肉料理(17.5%) |
| スペイン※ | ラーメン(29.9%) | 寿司(19.7%) | 肉料理(19.5%) |
| ロシア※ | ラーメン(23.1%) | 寿司(22.7%) | 肉料理(14.9%) |
| 米国 | 肉料理(22.6%) | ラーメン(22.2%) | 寿司(16.4%) |
| カナダ | ラーメン(21.2%) | 寿司(19.7%) | 肉料理(19.4%) |
| オーストラリア | 肉料理(23.8%) | ラーメン(22.3%) | 寿司(11.0%) |
※は2025年の回答者が500人未満の国・地域です。回答者が少ないため、誤差が大きい可能性があります。
肉料理が1位なのは韓国・台湾・香港・中国・タイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・米国・オーストラリア、ラーメンが1位なのはインドネシア・フィリピン・インド※・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン※・ロシア※・カナダでした。寿司はロシア※(22.7%)・ベトナム(20.5%)・スペイン※(19.7%)・カナダ(19.7%)などで高いものの、どの国・地域でも1位にはなっていません。
一番満足した理由(全体)
| 順位 | 理由(複数回答) | 割合 |
|---|---|---|
| 1 | 美味しい | 94.4% |
| 2 | 食材が新鮮 | 45.2% |
| 3 | 伝統的・日本独特 | 23.2% |
| 4 | 自国で味わうことができない | 20.5% |
| 5 | 価格が手頃・自国より安い | 19.8% |
| 6 | 好きな料理・食品である | 18.7% |
| 7 | 人気がある・有名 | 13.8% |
| 8 | 店のサービスや雰囲気 | 9.2% |
| 9 | 量や種類が適切 | 8.6% |
| 10 | 盛り付けの見た目が良い | 6.2% |
| 11 | 健康に良い | 4.8% |
理由は「美味しい」が94.4%で最も多く、「食材が新鮮」(45.2%)、「伝統的・日本独特」(23.2%)が続きます。寿司を選んだ人では「食材が新鮮」が72.1%と特に多くなっています(年次報告書)。「その他」(0.1%)と「不明」(0.0%)は表に入れていません。
2026年4〜6月期(2次速報)の一番満足した飲食
| 順位 | 飲食 | 割合 |
|---|---|---|
| 1 | 肉料理 | 33.3% |
| 2 | ラーメン | 19.6% |
| 3 | 寿司 | 14.9% |
| 4 | 魚料理 | 9.4% |
| 5 | その他日本料理 | 5.4% |
2026年4〜6月期(2次速報)でも肉料理(33.3%)、ラーメン(19.6%)、寿司(14.9%)の順でした。寿司が1位になったのはベトナム(回答者141人)とロシア(回答者44人)で、回答者が少なく誤差が大きい値です。
よくある質問
- 訪日客が一番満足した日本の食べ物は?
-
肉料理で、32.5%が一番満足した飲食に挙げました(2025年)。ラーメン(19.7%)、寿司(13.7%)が続きます。
- 寿司は何位ですか?
-
3位(13.7%)です。寿司を選んだ人の72.1%が理由に「食材が新鮮」を挙げています。20の国・地域で寿司が1位になったところはなく、ロシア(22.7%・回答者120人)・ベトナム(20.5%)などで高くなっています。
- 国・地域によって違いますか?
-
違います。肉料理は韓国・台湾・香港・中国など10の国・地域、ラーメンはインドネシア・フィリピン・インド・英国など10の国・地域で1位でした。
- 「肉料理」には何が含まれますか?
-
観光庁が自由回答を「肉料理」に分類したもので、区分の中の料理名の内訳は公表されていません。
- 2026年はどうですか?
-
2026年4〜6月期(2次速報)でも肉料理(33.3%)、ラーメン(19.6%)、寿司(14.9%)の順です。
- データはどこで確認できますか?
-
観光庁「インバウンド消費動向調査」のページで、年間の集計表(Excel)と年次報告書(PDF)を誰でも見られます。本記事の国・地域別の値はCSVでも公開しています。
まとめ
2025年に訪日客が一番満足した日本の食べ物は肉料理で、ラーメン・寿司が続きました。アジアの11の国・地域のうち8つは肉料理、欧州の6か国(英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・ロシア)はすべてラーメンが1位で、寿司はどの国・地域でも1位ではありませんでした。インバウンド・パワーランキングでは、公的統計をもとに訪日客の行動や満足を国・地域別に比べて公開していきます。
出典・データ
- 観光庁「インバウンド消費動向調査」
- 観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年暦年(確報)集計表」(Excel・2026年3月31日公表):参考3 国籍・地域別 訪日旅行に関する意識(満足度など)「一番満足した飲食」「一番満足した飲食の理由」。2026年10月8日に一部の統計表が修正されました(この記事の数字は修正後の表で確かめました)
- 観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書」(PDF・2026年3月(奥付の発行)):図表4-4 最も満足した飲食とその理由
- 観光庁「インバウンド消費動向調査 2026年4-6月期(2次速報)集計表」(Excel・2026年9月30日公表):参考3「一番満足した飲食」
- このランキングの全データ(CSV)
更新・訂正の履歴
- 2026年10月24日:1〜10位の解説と「国・地域ごとの1位」の文で、高い国・地域の3つ目と同じ割合の国・地域を書いていなかったので足しました(寿司のカナダ19.7%、その他料理の米国8.3%、その他の食料品・飲料のベトナム3.1%)。ほかの数字の変更はありません。
- 2026年11月3日:導入の1文目の「2026年10月時点で最新の」を、数字を公表元と照らした最終確認の月に合わせて「2026年11月時点で最新の」に直しました(2026年11月3日に、公表元にこれより新しい版が無いことを確かめました)。
- 2026年11月3日:2025年の回答者が500人未満の国・地域(ロシア・インド・スペイン)に、表と解説で※を付け、よくある質問に回答者数を書きました。まとめの「アジアでは肉料理、欧州ではラーメンが1位の国が多く」を、国・地域の数で書く形にしました。評価方法に、表に入れていない国・地域の「その他」と、「その他の食料品・飲料」の集計表の名前を書きました。理由の表の下に、表に入れていない「その他」「不明」の値を書きました。出典に、2025年確報の集計表が2026年10月8日に一部修正されたこと(この記事の数字は修正後の表で確かめたこと)を書き、年次報告書の発行を「2026年3月(奥付の発行)」と書きました。数字と順位は変わりません。
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図表のご利用について
本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。
高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。
数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年11月3日)。
公開:2026年11月3日

