訪日客の飲食費が多い国・地域ランキング【2026年最新版】観光庁 2025年確報・2026年4〜6月期速報

訪日客の飲食費が多い国・地域ランキング【2026年最新版】観光庁 2025年確報・2026年4〜6月期速報 1位 イタリア 84,477円

2026年10月時点で最新の観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年の確報(2026年3月公表)と2026年4〜6月期の2次速報(2026年9月30日公表)をもとに、訪日客が日本で使った飲食費(1人1回当たり)が多い国・地域をランキングにしました。1位はイタリア(84,477円)です。

観光庁の「インバウンド消費動向調査」(2025年暦年・確報)によると、1人1回当たりの飲食費は全体で50,221円でした。国・地域別ではイタリアが84,477円で最も高く、オーストラリア(84,325円)、スペイン(83,595円)、英国(82,108円)、ドイツ(80,984円)が続きます。最も低いのは韓国(28,660円)です。

旅行支出に占める飲食費の割合が最も高いのは韓国(27.3%)、最も低いのはインドネシア(19.0%)で、全体は22.0%です。

目次

ランキングの評価方法

1人当たりの飲食費 国・地域別ランキング【2026年最新版】の評価方法
  • 出典:観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年(確報)集計表「参考2 国籍・地域別 費目別1人1回当たり旅行消費単価(パッケージツアー参加費の内訳を含む)」と、年次報告書の図表2-7。
  • 指標:1人1回当たりの飲食費(円)。日本滞在中に使った飲食費に、パッケージツアー参加費に含まれる飲食の国内分(観光庁の推計)を加えた値です(集計表 参考2)。
  • 確かめたこと:年次報告書の図表2-7「費目別にみる一般客1人当たり旅行支出」の飲食費(全体50,221円・イタリア84,477円・韓国28,660円)と、集計表の値が、20の国・地域すべてで一致することを確かめました。20の国・地域の値は、集計表のExcelを別の読み方で読み直して照らしています。
  • 調査の方法:観光庁が全国の主な空港・港で、出国する訪日外国人(クルーズ客を除く一般客)に聞き取った標本調査です。集計値は国籍・地域や出国港ごとの訪日客数で重み付け(ウェイトバック)した値で、回答者数は重み付け前の数です(集計表の注意書き)。
  • 回答者数:国・地域ごとの回答者数は212〜5,668人です。ロシア(212人)、イタリア(427人)、スペイン(468人)、ドイツ(473人)、インド(482人)は回答者が少なく(500人未満・表の※)、誤差が大きい可能性があります。
  • 旅行支出:参考2は、日本滞在中の旅行中支出に、パッケージツアー参加費に含まれる宿泊・飲食・交通などの国内分(観光庁の推計)を加えた「1人1回当たりの費目別旅行支出」です。1泊当たりの旅行中支出は別の記事(表3-1・表4-1)で比べています。
  • 2026年の値:2026年4〜6月期(2次速報)の集計表(2026年9月30日公表)の同じ表です。2026年からメキシコ・北欧・中東が加わった24区分で、四半期の値は回答者が少ない国・地域があり、年間の値より大きく動きます。北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)と「その他」は複数の国をまとめた値なので、国・地域の順位に入れず、表の下に参考として値を載せました(2026-10-23 から)。7〜9月期は1次速報(2026年10月21日公表)が出ていますが、本記事は値が見直された2次速報の最新の期(4〜6月期)を載せています(7〜9月期の2次速報は2026年12月24日公表の予定です)。
  • 注意:政府統計の数値は「政府標準利用規約(第2.0版)」に基づいて利用し、本サイトで加工・集計しています。

TOP10(1人当たりの飲食費)

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順位国・地域1人当たりの飲食費旅行支出に占める割合旅行支出(総額)回答者数
1イタリア※84,477円23.7%357,002円427人
2オーストラリア84,325円21.8%386,512円877人
3スペイン※83,595円23.0%362,767円468人
4英国82,108円21.0%391,320円594人
5ドイツ※80,984円20.6%392,251円473人
6フランス73,941円20.5%359,869円501人
7カナダ71,924円22.3%322,489円545人
8ベトナム70,593円23.3%303,379円1,284人
9米国69,616円20.5%339,708円3,028人
10シンガポール64,899円20.3%319,901円511人
1人当たりの飲食費 国・地域別(2025年)

1〜10位の解説

第1位 イタリア(84,477円)

第1位 イタリア:84,477円

イタリアの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は84,477円で、全体(50,221円)の1.7倍です。旅行支出(総額357,002円)の23.7%にあたります。回答者は427人で、少なめのため誤差が大きい可能性があります。

第2位 オーストラリア(84,325円)

第2位 オーストラリア:84,325円

オーストラリアの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は84,325円で、全体(50,221円)の1.7倍です。旅行支出(総額386,512円)の21.8%にあたります。回答者は877人です。

第3位 スペイン(83,595円)

第3位 スペイン:83,595円

スペインの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は83,595円で、全体(50,221円)の1.7倍です。旅行支出(総額362,767円)の23.0%にあたります。回答者は468人で、少なめのため誤差が大きい可能性があります。

第4位 英国(82,108円)

第4位 英国:82,108円

英国の訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は82,108円で、全体(50,221円)の1.6倍です。旅行支出(総額391,320円)の21.0%にあたります。回答者は594人です。

第5位 ドイツ(80,984円)

第5位 ドイツ:80,984円

ドイツの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は80,984円で、全体(50,221円)の1.6倍です。旅行支出(総額392,251円)の20.6%にあたります。回答者は473人で、少なめのため誤差が大きい可能性があります。

第6位 フランス(73,941円)

第6位 フランス:73,941円

フランスの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は73,941円で、全体(50,221円)の1.5倍です。旅行支出(総額359,869円)の20.5%にあたります。回答者は501人です。

第7位 カナダ(71,924円)

第7位 カナダ:71,924円

カナダの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は71,924円で、全体(50,221円)の1.4倍です。旅行支出(総額322,489円)の22.3%にあたります。回答者は545人です。

第8位 ベトナム(70,593円)

第8位 ベトナム:70,593円

ベトナムの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は70,593円で、全体(50,221円)の1.4倍です。旅行支出(総額303,379円)の23.3%にあたります。回答者は1,284人です。

第9位 米国(69,616円)

第9位 米国:69,616円

米国の訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は69,616円で、全体(50,221円)の1.4倍です。旅行支出(総額339,708円)の20.5%にあたります。回答者は3,028人です。

第10位 シンガポール(64,899円)

第10位 シンガポール:64,899円

シンガポールの訪日客のうち、1人1回当たりの飲食費は64,899円で、全体(50,221円)の1.3倍です。旅行支出(総額319,901円)の20.3%にあたります。回答者は511人です。

飲食費の上位は、イタリア・オーストラリア・スペイン・英国・ドイツの順で、いずれも1人1回当たりの旅行支出が35.7万円以上と大きい国・地域です。観光庁の年次報告書の費目別の表(図表2-7)でも、同じ値です。最も低い韓国(28,660円)は、旅行支出の総額が105,058円と全体(228,782円)の半分以下であることが背景にあります。

2026年4〜6月期(2次速報)の1人当たりの飲食費

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順位国・地域1人当たりの飲食費2025年の順位回答者数
1英国※103,387円4位180人
2メキシコ※100,992円-(2026年から集計)102人
3イタリア※88,031円1位108人
4オーストラリア※86,797円2位184人
5ロシア※83,837円11位70人
6ドイツ※83,298円5位116人
7フランス※80,106円6位125人
8カナダ※79,950円7位155人
9米国78,590円9位834人
10スペイン※75,372円3位101人

参考(複数の国のまとまり・順位は付けていません):北欧(4か国) 89,287円(回答者102人)・中東(8か国) 87,091円(回答者101人)・その他の国・地域 93,440円(回答者280人)。

2026年4〜6月期(2次速報)では、全体の1人当たりの飲食費は53,231円(2025年は50,221円)で、英国(103,387円)、メキシコ(100,992円)、イタリア(88,031円)が上位でした。四半期の値は回答者が少ない国・地域があり、季節の影響も受けるため、年間の値と分けてご覧ください。表の※は回答者が500人未満の国・地域で、誤差が大きい可能性があります。

国・地域別の一覧

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順位国・地域1人当たりの飲食費旅行支出に占める割合旅行支出(総額)回答者数
1イタリア※84,477円23.7%357,002円427人
2オーストラリア84,325円21.8%386,512円877人
3スペイン※83,595円23.0%362,767円468人
4英国82,108円21.0%391,320円594人
5ドイツ※80,984円20.6%392,251円473人
6フランス73,941円20.5%359,869円501人
7カナダ71,924円22.3%322,489円545人
8ベトナム70,593円23.3%303,379円1,284人
9米国69,616円20.5%339,708円3,028人
10シンガポール64,899円20.3%319,901円511人
11ロシア※60,189円19.6%307,105円212人
12香港54,361円24.1%226,011円3,740人
13中国51,581円20.9%246,550円5,668人
14インド※50,481円20.2%249,807円482人
15マレーシア45,865円20.6%222,322円695人
16タイ44,989円21.9%205,246円955人
17台湾40,169円21.8%184,413円2,468人
18インドネシア38,923円19.0%205,276円931人
19フィリピン38,080円20.3%187,760円1,600人
20韓国28,660円27.3%105,058円3,437人

よくある質問

訪日客の飲食費が一番多い国・地域は?

イタリアで、84,477円です(2025年)。オーストラリア(84,325円)、スペイン(83,595円)が続き、全体では50,221円でした。

訪日客は日本で飲食にいくら使っていますか?

1人1回当たり50,221円です(2025年・パッケージツアー参加費に含まれる飲食の国内分を含む)。旅行支出の総額(228,782円)の22.0%にあたります。

飲食費の割合が高い国・地域は?

旅行支出に占める飲食費の割合は、韓国(27.3%)、香港(24.1%)、イタリア(23.7%)の順に高くなっています。

飲食費に団体ツアーの食事は含まれますか?

含まれます。ここでの飲食費は、日本滞在中に使った飲食費に、パッケージツアー参加費に含まれる飲食の国内分(観光庁の推計)を加えた値です。

2026年はどうですか?

2026年4〜6月期(2次速報)では全体で53,231円、1位は英国(103,387円)でした(回答者が少ない国・地域を含みます)。

データはどこで確認できますか?

観光庁「インバウンド消費動向調査」のページで、年間の集計表(Excel)と年次報告書(PDF)を誰でも見られます。本記事の国・地域別の値はCSVでも公開しています。

まとめ

2025年の1人当たりの飲食費は、イタリア・オーストラリア・スペインが上位で、全体は50,221円でした。1人1回当たりの飲食費はイタリア・オーストラリア・スペインが8万円台と高く、全体(50,221円)の約1.7倍でした。上位10は欧州・豪州・北米のほか、ベトナム・シンガポールです。インバウンド・パワーランキングでは、公的統計をもとに訪日客の行動を国・地域別に比べて公開していきます。

出典・データ

更新・訂正の履歴

  • 2026年10月23日:2026年4〜6月期の表で3位・5位としていた北欧・中東について、北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)は複数の国をまとめた観光庁の区分なので、国・地域の順位から外し、「その他」とあわせて表の下に参考として値を載せました。3位はイタリア(88,031円)になり、9位に米国、10位にスペインが入りました。
  • 2026年10月23日:評価方法に、2026年7〜9月期の1次速報(2026年10月21日公表)が出ていることと、本記事が2次速報の最新の期(4〜6月期)を載せていることを書きました(数字と順位は変わりません)。
  • 2026年10月26日:2026年4〜6月期の表の段に、表の※(回答者が500人未満の国・地域)の説明を書きました。出典の集計表に、2026年10月8日に一部の統計表が修正されたこと(この記事の数字は修正後の表で確かめたこと)を書きました。数字と順位は変わりません。
  • 2026年10月27日:「照らした資料」の年次報告書の公表日を「2026-03-31」から「2026年3月(奥付の発行)」に直しました(報告書の奥付は発行の月までで、日は書かれていません)。数字と順位は変わりません。

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図表のご利用について

本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。

高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。

数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年10月27日)。

公開:2026年10月27日

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この記事を書いた人

株式会社パプリカ 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。観光庁・JNTO などの公的統計をもとに、訪日インバウンドのデータ分析と情報発信を行う。

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