国宝が多い都道府県ランキング【2026年最新版】文化庁 2026年10月1日現在(重要文化財も)

国宝が多い都道府県ランキング【2026年最新版】文化庁 2026年10月1日現在(重要文化財も) 1位 東京都 293件

2026年10月時点で最新の文化庁「文化財指定等の件数」(2026年10月1日現在)をもとに、国宝が多い都道府県をランキングにしました。1位は東京都(293件)です。

文化庁の「文化財指定等の件数」(2026年10月1日現在)によると、国宝は全国で1,150件(美術工芸品916件・建造物234件)です。都道府県別では東京都が293件で最も多く、京都府(242件)、奈良県(208件)、大阪府(63件)、滋賀県(57件)が続きます。上位3都府県の合計は743件で、全国の1,150件の64.6%に当たります。

東京都は建造物が2件にとどまる一方、美術工芸品が291件(全国の美術工芸品916件の31.8%)あり、1位になっています。建造物では奈良県(64件)、京都府(54件)が多く、この2府県で全国の建造物の国宝234件の50.4%を占めます。国宝があるのは45都道府県で、徳島県・宮崎県には1件もありません。

目次

ランキングの評価方法

国宝の件数 都道府県ランキング【2026年最新版】の評価方法
  • 出典:文化庁「文化財指定等の件数」(2026年10月1日現在・最終更新日も同日)の「国宝・重要文化財等都道府県別指定件数一覧 1.国宝・重要文化財」(Excel・PDF)。
  • 指標:国宝の指定件数(件)。美術工芸品(絵画、彫刻、工芸品、書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料の7種別)の件数と、建造物の件数の合計です(建造物は「棟数」ではなく「件数」)。重要文化財の件数は、文化庁の表のとおり国宝の件数を含みます。
  • 数え方:文化庁の表の注記のとおり、2つの都府県にまたがる建造物(国宝・重要文化財の「琵琶湖疏水施設」など)は両方の都府県に数えるため、都道府県の件数を足すと全国の合計より多くなります。美術工芸品の都道府県別の件数は、平成29年(2017年)9月現在で把握している件数を基準としています(表の注記)。「補遺」(所有者が不明のものなど)は都道府県の順位に入れていません。
  • 確かめたこと:文化庁のページの全国の合計(国宝1,150件=美術工芸品916件+建造物234件・重要文化財13,564件)と、集計表の「合計」の行が一致することを確かめました。47都道府県の国宝の件数を足すと1,151件で、全国の合計との差1件は「琵琶湖疏水施設」(滋賀県・京都府の両方に計上)です。都道府県の値は、Excel と PDF を別の読み方で読み直して照らしています。
  • 注意:文化庁が公表している件数をもとに、本サイトで並べ替え・集計しています。件数は新しい指定や解除があると変わります。
  • 順位の付け方:文化庁の表に出ている値(表示の桁)で順位を付けています。同じ値は同じ順位です。

TOP10(国宝の件数)

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順位都道府県国宝の件数美術工芸品建造物重要文化財(国宝を含む)
1東京都293件291件2件2,868件
2京都府242件188件54件2,242件
3奈良県208件144件64件1,340件
4大阪府63件58件5件685件
5滋賀県57件34件23件836件
6和歌山県36件29件7件401件
7兵庫県22件10件12件476件
8神奈川県19件18件1件352件
8広島県19件12件7件216件
10栃木県17件10件7件160件
都道府県別 国宝の件数(2026年10月1日現在)

1〜10位の解説

第1位 東京都(293件)

第1位 東京都:293件

東京都の国宝は293件(美術工芸品291件・建造物2件)で、全国の1,150件の25.5%です。内訳で最も多いのは工芸品(93件)。重要文化財(国宝を含む)は2,868件で、全国1位でした。

第2位 京都府(242件)

第2位 京都府:242件

京都府の国宝は242件(美術工芸品188件・建造物54件)で、全国の1,150件の21.0%です。内訳で最も多いのは書跡・典籍(56件)。重要文化財(国宝を含む)は2,242件で、全国2位でした。琵琶湖疏水施設(国宝・建造物)は滋賀県と京都府の両方に数えられています。

第3位 奈良県(208件)

第3位 奈良県:208件

奈良県の国宝は208件(美術工芸品144件・建造物64件)で、全国の1,150件の18.1%です。内訳で最も多いのは彫刻(76件)。重要文化財(国宝を含む)は1,340件で、全国3位でした。

第4位 大阪府(63件)

第4位 大阪府:63件

大阪府の国宝は63件(美術工芸品58件・建造物5件)で、全国の1,150件の5.5%です。内訳で最も多いのは工芸品(22件)。重要文化財(国宝を含む)は685件で、全国5位でした。

第5位 滋賀県(57件)

第5位 滋賀県:57件

滋賀県の国宝は57件(美術工芸品34件・建造物23件)で、全国の1,150件の5.0%です。内訳で最も多いのは建造物(23件)。重要文化財(国宝を含む)は836件で、全国4位でした。琵琶湖疏水施設(国宝・建造物)は滋賀県と京都府の両方に数えられています。

第6位 和歌山県(36件)

第6位 和歌山県:36件

和歌山県の国宝は36件(美術工芸品29件・建造物7件)で、全国の1,150件の3.1%です。内訳で最も多いのは絵画と書跡・典籍(いずれも9件)。重要文化財(国宝を含む)は401件で、全国7位でした。

第7位 兵庫県(22件)

第7位 兵庫県:22件

兵庫県の国宝は22件(美術工芸品10件・建造物12件)で、全国の1,150件の1.9%です。内訳で最も多いのは建造物(12件)。重要文化財(国宝を含む)は476件で、全国6位でした。

第8位 神奈川県(19件)

第8位 神奈川県:19件

神奈川県の国宝は19件(美術工芸品18件・建造物1件)で、全国の1,150件の1.7%です。内訳で最も多いのは絵画と工芸品(いずれも6件)。重要文化財(国宝を含む)は352件で、全国8位でした。

第8位 広島県(19件)

第8位 広島県:19件

広島県の国宝は19件(美術工芸品12件・建造物7件)で、全国の1,150件の1.7%です。内訳で最も多いのは工芸品(9件)。重要文化財(国宝を含む)は216件で、全国12位でした。

第10位 栃木県(17件)

第10位 栃木県:17件

栃木県の国宝は17件(美術工芸品10件・建造物7件)で、全国の1,150件の1.5%です。内訳で最も多いのは建造物(7件)。重要文化財(国宝を含む)は160件で、全国17位でした。

国宝の種別ごとに見ると

国宝の種別の件数(全国・2026年10月1日現在)
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種別全国1位2位
絵画167件東京都(69件)京都府(44件)
彫刻142件奈良県(76件)京都府(42件)
工芸品254件東京都(93件)奈良県(37件)
書跡・典籍236件東京都(91件)京都府(56件)
古文書63件京都府(27件)東京都(17件)
考古資料51件東京都(17件)奈良県(8件)
歴史資料3件宮城県・千葉県・沖縄県(各1件・同率1位)-
建造物234件奈良県(64件)京都府(54件)

国宝の種別では工芸品(254件)、書跡・典籍(236件)、建造物(234件)、絵画(167件)の順に多くなっています。絵画、工芸品、書跡・典籍、考古資料は東京都が、彫刻は奈良県(76件)が、古文書は京都府(27件)が最も多い都道府県です。歴史資料の国宝は全国で3件しかなく、宮城県・千葉県・沖縄県に1件ずつあります。

重要文化財(国宝を含む)が多い都道府県

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順位都道府県重要文化財(国宝を含む)うち国宝
1東京都2,868件293件
2京都府2,242件242件
3奈良県1,340件208件
4滋賀県836件57件
5大阪府685件63件
6兵庫県476件22件
7和歌山県401件36件
8神奈川県352件19件
9愛知県347件9件
10静岡県227件13件

重要文化財(国宝を含む)は全国で13,564件(美術工芸品10,953件・建造物2,611件)あります。多い順に東京都(2,868件)、京都府(2,242件)、奈良県(1,340件)、滋賀県(836件)、大阪府(685件)で、国宝と上位5つの顔ぶれは同じですが、4位と5位は入れ替わり、重要文化財は滋賀県・大阪府の順です(国宝は大阪府・滋賀県の順)。建造物の重要文化財は京都府が310件で最も多く、奈良県(268件)、滋賀県(191件)が続きます。

47都道府県の一覧

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順位都道府県国宝の件数美術工芸品建造物重要文化財(国宝を含む)
1東京都293件291件2件2,868件
2京都府242件188件54件2,242件
3奈良県208件144件64件1,340件
4大阪府63件58件5件685件
5滋賀県57件34件23件836件
6和歌山県36件29件7件401件
7兵庫県22件10件12件476件
8神奈川県19件18件1件352件
8広島県19件12件7件216件
10栃木県17件10件7件160件
11静岡県13件12件1件227件
12愛媛県12件9件3件163件
12福岡県12件12件0件220件
14長野県9件3件6件191件
14愛知県9件6件3件347件
14岡山県9件7件2件171件
14山口県9件6件3件141件
18岩手県8件7件1件81件
19宮城県7件4件3件68件
19岐阜県7件4件3件159件
19三重県7件5件2件191件
22山形県6件5件1件103件
22福井県6件4件2件117件
22香川県6件4件2件125件
25山梨県5件3件2件112件
25島根県5件2件3件101件
27埼玉県4件3件1件86件
27千葉県4件4件0件80件
27大分県4件2件2件91件
30青森県3件3件0件62件
30福島県3件2件1件100件
30鳥取県3件2件1件57件
30高知県3件2件1件90件
30長崎県3件0件3件75件
35北海道2件2件0件65件
35茨城県2件2件0件79件
35富山県2件0件2件50件
35石川県2件2件0件138件
35熊本県2件0件2件72件
35鹿児島県2件1件1件41件
35沖縄県2件1件1件44件
42秋田県1件1件0件43件
42群馬県1件0件1件64件
42新潟県1件1件0件89件
42佐賀県1件1件0件52件
46徳島県0件0件0件53件
46宮崎県0件0件0件26件

よくある質問

国宝が一番多い都道府県は?

東京都で293件です(2026年10月1日現在)。京都府(242件)、奈良県(208件)が続きます。

国宝は全国にいくつありますか?

1,150件です(文化庁・2026年10月1日現在)。美術工芸品が916件、建造物が234件(304棟)です。

国宝と重要文化財は何が違いますか?

文化財保護法は、有形文化財のうち重要なものを重要文化財に指定し、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものを国宝に指定できると定めています(第27条)。国宝は重要文化財の中から選ばれるため、文化庁の表の重要文化財の件数は国宝を含みます。

建造物の国宝が多いのはどこですか?

奈良県(64件)、京都府(54件)、滋賀県(23件)の順です(件数。棟数ではありません)。

国宝が1件もない都道府県はありますか?

徳島県・宮崎県の2県は、2026年10月1日現在、国宝が0件です(重要文化財はあります)。

都道府県の合計が全国の件数と合わないのはなぜですか?

2つの都府県にまたがる建造物は両方に数えているためです。国宝では「琵琶湖疏水施設」が滋賀県と京都府の両方に入っており、47都道府県を足すと1,151件と、全国の1,150件より1件多くなります(文化庁の表の注記)。

データはどこで確認できますか?

文化庁「文化財指定等の件数」のページで、全国の件数と都道府県別の一覧(PDF・Excel)を誰でも見られます。本記事の47都道府県の値はCSVでも公開しています。

まとめ

国宝は東京都(293件)・京都府(242件)・奈良県(208件)の3都府県に全国の65%が集まっています。東京都は293件のうち291件が美術工芸品で、建造物の国宝は奈良県(64件)・京都府(54件)に多く、同じ国宝でも顔ぶれが違います。インバウンド・パワーランキングでは、観光の資源も公的統計をもとに比べて公開していきます。

出典・データ

更新・訂正の履歴

  • 2026年10月23日:国宝の種別ごとの表で、歴史資料の宮城県・千葉県(ともに1件)を同率1位にしました(文化庁の表で同じ件数のため)。評価方法に「同じ値は同じ順位」を書きました。
  • 2026年10月25日:まとめの「奈良県・京都府は建造物が中心」を直しました(両府県とも国宝は美術工芸品の方が多く〈奈良県144件・京都府188件〉、建造物は奈良県64件・京都府54件のため)。国宝の種別ごとの表の歴史資料で、同じ1件の沖縄県が抜けていたので、宮城県・千葉県・沖縄県を同率1位として書きました。内訳で同じ件数の種別は「絵画と書跡・典籍(いずれも9件)」のように書き、種別の名前どうしを「、」で区切りました(「書跡・典籍」は1つの種別)。種別の件数のグラフは件数の多い順にしました。数字と順位は変わりません。

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図表のご利用について

本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。

高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。

数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年10月25日)。

公開:2026年10月25日

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この記事を書いた人

株式会社パプリカ 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。観光庁・JNTO などの公的統計をもとに、訪日インバウンドのデータ分析と情報発信を行う。

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