2026年10月時点で最新の観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年の確報(2026年3月公表)と2026年4〜6月期の2次速報(2026年9月30日公表)をもとに、訪日客に占める女性の割合が高い国・地域をランキングにしました。1位はタイ(59.8%)です。
観光庁の「インバウンド消費動向調査」(2025年暦年・確報)によると、女性の割合は全体で48.2%でした。国・地域別ではタイが59.8%で最も高く、中国(58.5%)、インドネシア(57.2%)、フィリピン(56.4%)、ベトナム(54.7%)が続きます。最も低いのはドイツとインド(いずれも29.6%)です。
観光庁の年次報告書も「台湾、香港、中国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムで「女性」の割合が5割を超える」としています。反対に女性の割合が低いインド・ドイツ(いずれも29.6%)は、7割が男性です。
ランキングの評価方法

- 出典:観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年(確報)集計表「表1-1 国籍・地域別 回答者属性および旅行内容」の「性別・年代」と、年次報告書の図表1-1・図表1-2。
- 指標:回答者の性別(単一回答)で「女性」の割合(%)。
- 確かめたこと:年次報告書の図表1-1(全体の女性48.2%)・図表1-2(20代以下35.5%・30代31.9%)と集計表の値が一致することを確かめました。
- 調査の方法:観光庁が全国の主な空港・港で、出国する訪日外国人(クルーズ客を除く一般客)に聞き取った標本調査です。集計値は国籍・地域や出国港ごとの訪日客数で重み付け(ウェイトバック)した値で、回答者数は重み付け前の数です(集計表の注意書き)。
- 回答者数:国・地域ごとの回答者数は212〜5,668人です。ロシア(212人)、イタリア(427人)、スペイン(468人)、ドイツ(473人)、インド(482人)は回答者が少なく(500人未満・表の※)、誤差が大きい可能性があります。
- 年代:調査の対象は15歳以上で、15歳未満の子どもは含みません(観光庁の注記)。
- 2026年の値:2026年4〜6月期(2次速報)の集計表(2026年9月30日公表)の同じ表です。2026年からメキシコ・北欧・中東が加わった24区分で、四半期の値は回答者が少ない国・地域があり、年間の値より大きく動きます。北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)と「その他」は複数の国をまとめた値なので、国・地域の順位に入れず、表の下に参考として値を載せました(2026-10-23 から)。7〜9月期は1次速報(2026年10月21日公表)が出ていますが、本記事は値が見直された2次速報の最新の期(4〜6月期)を載せています(7〜9月期の2次速報は2026年12月24日公表の予定です)。
- 順位の付け方:観光庁の集計表に出ている値(表示の桁)で順位を付けています。同じ値は同じ順位です。
- 注意:政府統計の数値は「政府標準利用規約(第2.0版)」に基づいて利用し、本サイトで加工・集計しています。
TOP10(女性の割合)
| 順位 | 国・地域 | 女性の割合 | 20代以下の割合 | 30代の割合 | 回答者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | タイ | 59.8% | 30.2% | 30.7% | 955人 |
| 2 | 中国 | 58.5% | 41.6% | 33.1% | 5,668人 |
| 3 | インドネシア | 57.2% | 33.2% | 38.8% | 931人 |
| 4 | フィリピン | 56.4% | 25.6% | 33.0% | 1,600人 |
| 5 | ベトナム | 54.7% | 36.7% | 27.8% | 1,284人 |
| 6 | 台湾 | 53.1% | 25.7% | 31.8% | 2,468人 |
| 7 | マレーシア | 52.0% | 30.0% | 37.5% | 695人 |
| 8 | 香港 | 50.4% | 27.9% | 28.1% | 3,740人 |
| 9 | ロシア※ | 48.7% | 56.6% | 26.2% | 212人 |
| 10 | シンガポール | 48.0% | 25.7% | 30.2% | 511人 |

1〜10位の解説
第1位 タイ(59.8%)

タイの訪日客のうち、女性の割合は59.8%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が30.2%、30代が30.7%を占めます。回答者は955人です。
第2位 中国(58.5%)

中国の訪日客のうち、女性の割合は58.5%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が41.6%、30代が33.1%を占めます。回答者は5,668人です。
第3位 インドネシア(57.2%)

インドネシアの訪日客のうち、女性の割合は57.2%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が33.2%、30代が38.8%を占めます。回答者は931人です。
第4位 フィリピン(56.4%)

フィリピンの訪日客のうち、女性の割合は56.4%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が25.6%、30代が33.0%を占めます。回答者は1,600人です。
第5位 ベトナム(54.7%)

ベトナムの訪日客のうち、女性の割合は54.7%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が36.7%、30代が27.8%を占めます。回答者は1,284人です。
第6位 台湾(53.1%)

台湾の訪日客のうち、女性の割合は53.1%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が25.7%、30代が31.8%を占めます。回答者は2,468人です。
第7位 マレーシア(52.0%)

マレーシアの訪日客のうち、女性の割合は52.0%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が30.0%、30代が37.5%を占めます。回答者は695人です。
第8位 香港(50.4%)

香港の訪日客のうち、女性の割合は50.4%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が27.9%、30代が28.1%を占めます。回答者は3,740人です。
第9位 ロシア(48.7%)

ロシアの訪日客のうち、女性の割合は48.7%で、全体(48.2%)を上回っています。年代では20代以下が56.6%、30代が26.2%を占めます。回答者は212人で、少なめのため誤差が大きい可能性があります。
第10位 シンガポール(48.0%)

シンガポールの訪日客のうち、女性の割合は48.0%で、全体(48.2%)を下回っています。年代では20代以下が25.7%、30代が30.2%を占めます。回答者は511人です。
年代別に見ると(全体)
| 年代 | 男性 | 女性 | 計 |
|---|---|---|---|
| 15〜19歳 | 1.8% | 1.8% | 3.6% |
| 20〜29歳 | 15.9% | 15.9% | 31.9% |
| 30〜39歳 | 17.2% | 14.8% | 31.9% |
| 40〜49歳 | 9.8% | 8.9% | 18.6% |
| 50〜59歳 | 4.6% | 4.3% | 8.9% |
| 60〜69歳 | 2.0% | 2.1% | 4.1% |
| 70歳以上 | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
年代別では「20代以下」が35.5%、「30代」が31.9%です(15歳未満は調査の対象外)。性・年代別では男性30代(17.2%)、男性20代(15.9%)、女性20代(15.9%)が多く、20代以下の割合が最も高いのはロシア(56.6%)でした。表の男性・女性・計は、丸める前の値をそれぞれ小数第1位に四捨五入しているため、男性と女性を足した値が計と0.1ポイント違う年代があります(20〜29歳・30〜39歳・40〜49歳)。
2026年4〜6月期(2次速報)の女性の割合
| 順位 | 国・地域 | 女性の割合 | 2025年の順位 | 回答者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ロシア※ | 69.3% | 9位 | 70人 |
| 2 | タイ※ | 63.3% | 1位 | 289人 |
| 3 | フィリピン | 59.5% | 4位 | 542人 |
| 4 | インドネシア※ | 59.2% | 3位 | 202人 |
| 5 | ベトナム※ | 58.7% | 5位 | 335人 |
| 6 | 中国 | 58.3% | 2位 | 1,191人 |
| 7 | シンガポール※ | 55.3% | 10位 | 128人 |
| 8 | 香港 | 54.9% | 8位 | 853人 |
| 9 | 台湾 | 53.9% | 6位 | 788人 |
| 10 | スペイン※ | 51.2% | 18位 | 101人 |
参考(複数の国のまとまり・順位は付けていません):北欧(4か国) 44.0%(回答者102人)・中東(8か国) 37.4%(回答者101人)・その他の国・地域 43.9%(回答者280人)。
2026年4〜6月期(2次速報)では、全体の女性の割合は48.4%(2025年は48.2%)で、ロシア(69.3%)、タイ(63.3%)、フィリピン(59.5%)が上位でした。四半期の値は回答者が少ない国・地域があり、季節の影響も受けるため、年間の値と分けてご覧ください。表の※は回答者が500人未満の国・地域で、誤差が大きい可能性があります。
国・地域別の一覧
| 順位 | 国・地域 | 女性の割合 | 20代以下の割合 | 30代の割合 | 回答者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | タイ | 59.8% | 30.2% | 30.7% | 955人 |
| 2 | 中国 | 58.5% | 41.6% | 33.1% | 5,668人 |
| 3 | インドネシア | 57.2% | 33.2% | 38.8% | 931人 |
| 4 | フィリピン | 56.4% | 25.6% | 33.0% | 1,600人 |
| 5 | ベトナム | 54.7% | 36.7% | 27.8% | 1,284人 |
| 6 | 台湾 | 53.1% | 25.7% | 31.8% | 2,468人 |
| 7 | マレーシア | 52.0% | 30.0% | 37.5% | 695人 |
| 8 | 香港 | 50.4% | 27.9% | 28.1% | 3,740人 |
| 9 | ロシア※ | 48.7% | 56.6% | 26.2% | 212人 |
| 10 | シンガポール | 48.0% | 25.7% | 30.2% | 511人 |
| 11 | 韓国 | 43.8% | 37.3% | 32.8% | 3,437人 |
| 12 | オーストラリア | 42.7% | 37.3% | 20.3% | 877人 |
| 13 | イタリア※ | 37.8% | 33.3% | 39.5% | 427人 |
| 14 | カナダ | 37.6% | 39.9% | 28.5% | 545人 |
| 15 | 米国 | 36.1% | 40.5% | 30.9% | 3,028人 |
| 16 | フランス | 34.1% | 46.7% | 25.6% | 501人 |
| 17 | 英国 | 33.9% | 34.0% | 28.6% | 594人 |
| 18 | スペイン※ | 32.5% | 30.4% | 38.8% | 468人 |
| 19 | ドイツ※ | 29.6% | 38.7% | 36.6% | 473人 |
| 19 | インド※ | 29.6% | 25.8% | 29.9% | 482人 |
よくある質問
- 女性の訪日客が一番多い国・地域は?
-
タイで、59.8%です(2025年)。中国(58.5%)、インドネシア(57.2%)が続き、全体では48.2%でした。
- 訪日客の男女の割合は?
-
2025年は男性51.8%、女性48.2%です(観光庁「インバウンド消費動向調査」)。
- 若い訪日客が多い国・地域は?
-
20代以下の割合はロシア(56.6%)、フランス(46.7%)、中国(41.6%)の順に高くなっています(回答者が少ない国・地域を含みます)。
- 2026年はどうですか?
-
2026年4〜6月期(2次速報)では全体で48.4%、1位はロシア(69.3%)でした(回答者が少ない国・地域を含みます)。
- データはどこで確認できますか?
-
観光庁「インバウンド消費動向調査」のページで、年間の集計表(Excel)と年次報告書(PDF)を誰でも見られます。本記事の国・地域別の値はCSVでも公開しています。
まとめ
2025年の女性の割合は、タイ・中国・インドネシアが上位で、全体は48.2%でした。女性の割合が5割を超えるのは、タイ・中国・インドネシア・フィリピン・ベトナム・台湾・マレーシア・香港の8つの国・地域でした。ほかの12の国・地域は男性の方が多く、インド・ドイツは7割が男性です。インバウンド・パワーランキングでは、公的統計をもとに訪日客の行動を国・地域別に比べて公開していきます。
出典・データ
- 観光庁「インバウンド消費動向調査」
- インバウンド消費動向調査 2025年暦年(確報)集計表(Excel・2026年3月31日)。2026年10月8日に一部の統計表が修正されました(この記事の数字は修正後の表で確かめました)
- インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書(PDF)
- インバウンド消費動向調査 2026年4-6月期(2次速報)集計表(Excel・2026年9月30日)
- 照らした資料:観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年暦年(確報)集計表」表1-1「性別・年代」(単一回答【A1】)(公表:2026-03-31)
- 照らした資料:観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書」(記事の評価方法に書いた図表)(公表:2026年3月(奥付の発行))
- 照らした資料:観光庁「同 2026年4-6月期(2次速報)集計表」表1-1(公表:2026-09-30)
- このランキングの全データ(CSV)
更新・訂正の履歴
- 2026年10月23日:2026年4〜6月期の表で、北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)は複数の国をまとめた観光庁の区分なので、国・地域の順位から外し、「その他」とあわせて表の下に参考として値を載せました(10位までの顔ぶれと順位は変わりません)。
- 2026年10月23日:導入で最も低い国・地域を1つだけ書いていたので、同じ29.6%で並ぶドイツとインドを両方書きました(表の順位はもともと同じ)。
- 2026年10月23日:評価方法に、順位の付け方(観光庁の集計表に出ている値で同じ値は同じ順位)と、2026年7〜9月期の1次速報(2026年10月21日公表)が出ていることを書きました(数字と順位は変わりません)。
- 2026年10月25日:年代別の表の下に、男性・女性・計はそれぞれ四捨五入した値のため、男性と女性を足すと計と0.1ポイント違う年代があることを書きました。2026年4〜6月期の表の段に、表の※(回答者が500人未満の国・地域)の説明を書きました。出典の集計表に、2026年10月8日に一部の統計表が修正されたこと(この記事の数字は修正後の表で確かめたこと)を書きました。数字と順位は変わりません。
- 2026年10月26日:まとめの「タイや中国など東アジア・東南アジアの国・地域は女性が多く」を、女性の割合が5割を超える8つの国・地域の名前を挙げる書き方に直しました(東アジア・東南アジアのうち、韓国〈43.8%〉とシンガポール〈48.0%〉は5割未満です)。数字と順位は変わりません。
- 2026年10月27日:「照らした資料」の年次報告書の公表日を「2026-03-31」から「2026年3月(奥付の発行)」に直しました(報告書の奥付は発行の月までで、日は書かれていません)。数字と順位は変わりません。
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図表のご利用について
本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。
高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。
数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年10月27日)。
公開:2026年10月27日

