外国人宿泊者数の伸び率が高い都道府県ランキング【2026年最新版】観光庁 2026年1〜8月速報(前年同期比)

外国人宿泊者数の伸び率が高い都道府県ランキング【2026年最新版】観光庁 2026年1〜8月速報(前年同期比) 1位 高知県 +40.3%

2026年11月時点で最新の観光庁「宿泊旅行統計調査」の2026年1〜8月の速報値(2026年10月30日公表の8月分まで)をもとに、2026年1〜8月の外国人宿泊者数の前年同期比が高い都道府県をランキングにしました。1位は高知県(+40.3%)です。

観光庁の「宿泊旅行統計調査」(第2次速報値)によると、2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は全国で1億895万人泊となり、前年同期(1億1,958万人泊)より8.9%減りました。日本政府観光局(JNTO)によると、中国からの訪日客は1〜9月で前年同期比-55.5%と大きく減っています。

それでも47都道府県のうち30県は前年同期を上回り、伸び率1位は高知県(+40.3%)、2位は茨城県(+38.9%)、3位は福島県(+35.5%)でした。減少が大きいのは山梨県(-23.3%)、奈良県(-21.4%)、愛知県(-20.6%)です。

目次

ランキングの評価方法

外国人延べ宿泊者数の伸び率 都道府県ランキング【2026年最新版】の評価方法
  • 出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」の2026年1〜8月分(各月の第2次速報値)と、2025年1〜8月分(年の確定値の月別の値)。
  • 指標:外国人延べ宿泊者数(人泊)の前年同期比。「外国人」は日本国内に住所を有しない人です(観光庁の定義)。ただし、日本国内の住所の有無による回答が困難な施設は、日本国籍を有しない人を外国人宿泊者として回答してもよいことになっています(報告書の用語の解説)。延べ宿泊者数は「宿泊者数×泊数」で、1人が3泊すると3人泊と数えます。
  • 9月を含めない理由:2026年9月分は第1次速報値(2026年10月30日公表)で、都道府県別の値がまだ公表されていないためです。9月の全国の値は1,165万人泊(前年同月比-9.2%)です。
  • 確かめたこと:月ごとの全国の値を観光庁の公表値と照らしました(2026年8月は1,239万人泊・前年同月比-12.0%で一致)。
  • 注意:観光庁は2026年1月分から調査の層化の基準を「従業者数」から「客室数」に変えており、前年との比較には見直しの影響が含まれている可能性があります(観光庁の注記)。2026年の値は速報値で、今後改定されることがあります。政府統計の数値は「政府標準利用規約(第2.0版)」に基づいて利用し、本サイトで加工・集計しています。
  • 順位の付け方:前年同期比は当サイトで計算した値なので、丸める前の値で順位を付けています。表示の桁では同じでも順位が違うものがあります(山形県・秋田県、岩手県・鹿児島県、千葉県・北海道)。

TOP10(2026年1〜8月の前年同期比)

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順位都道府県前年同期比2025年1〜8月2026年1〜8月
1高知県+40.3%8.9万人泊12.5万人泊
2茨城県+38.9%17.6万人泊24.5万人泊
3福島県+35.5%22.9万人泊31.0万人泊
4青森県+31.1%32.6万人泊42.8万人泊
5愛媛県+30.3%36.2万人泊47.1万人泊
6栃木県+27.4%27.5万人泊35.0万人泊
7鳥取県+26.1%13.3万人泊16.7万人泊
8山口県+25.9%10.6万人泊13.3万人泊
9宮城県+23.1%63.7万人泊78.4万人泊
10群馬県+20.3%23.8万人泊28.6万人泊
都道府県別 外国人延べ宿泊者数の前年同期比(2026年1〜8月)

1〜10位の解説

第1位 高知県(+40.3%)

第1位 高知県:前年同期比+40.3%

高知県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は12.5万人泊で、前年同期の8.9万人泊から+40.3%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では台湾が最も多く、中国の割合は10.7%でした。

第2位 茨城県(+38.9%)

第2位 茨城県:前年同期比+38.9%

茨城県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は24.5万人泊で、前年同期の17.6万人泊から+38.9%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では中国が最も多く、中国の割合は20.6%でした。

第3位 福島県(+35.5%)

第3位 福島県:前年同期比+35.5%

福島県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は31.0万人泊で、前年同期の22.9万人泊から+35.5%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では台湾が最も多く、中国の割合は6.0%でした。

第4位 青森県(+31.1%)

第4位 青森県:前年同期比+31.1%

青森県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は42.8万人泊で、前年同期の32.6万人泊から+31.1%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では台湾が最も多く、中国の割合は17.3%でした。

第5位 愛媛県(+30.3%)

第5位 愛媛県:前年同期比+30.3%

愛媛県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は47.1万人泊で、前年同期の36.2万人泊から+30.3%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では韓国が最も多く、中国の割合は7.0%でした。

第6位 栃木県(+27.4%)

第6位 栃木県:前年同期比+27.4%

栃木県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は35.0万人泊で、前年同期の27.5万人泊から+27.4%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では台湾が最も多く、中国の割合は10.7%でした。

第7位 鳥取県(+26.1%)

第7位 鳥取県:前年同期比+26.1%

鳥取県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は16.7万人泊で、前年同期の13.3万人泊から+26.1%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では中国が最も多く、中国の割合は21.2%でした。

第8位 山口県(+25.9%)

第8位 山口県:前年同期比+25.9%

山口県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は13.3万人泊で、前年同期の10.6万人泊から+25.9%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では韓国が最も多く、中国の割合は7.7%でした。

第9位 宮城県(+23.1%)

第9位 宮城県:前年同期比+23.1%

宮城県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は78.4万人泊で、前年同期の63.7万人泊から+23.1%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では台湾が最も多く、中国の割合は13.5%でした。

第10位 群馬県(+20.3%)

第10位 群馬県:前年同期比+20.3%

群馬県の2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は28.6万人泊で、前年同期の23.8万人泊から+20.3%でした。全国が減少するなかで伸びています。2025年の国籍・地域別(従業者10人以上の施設)では台湾が最も多く、中国の割合は12.1%でした。

減少が大きい都道府県

減少が大きい10の都道府県のうち7府県は、2025年の中国の割合(従業者10人以上の施設)が全国(19.7%)より高い府県です。

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都道府県前年同期比2026年1〜8月2025年の中国の割合
山梨県-23.3%143.8万人泊26.2%
奈良県-21.4%28.3万人泊29.4%
愛知県-20.6%259.0万人泊28.1%
静岡県-19.1%121.3万人泊39.7%
京都府-16.9%998.5万人泊20.1%
大阪府-13.4%1,460.5万人泊27.9%
東京都-10.6%3,546.1万人泊18.0%
北海道-10.4%821.7万人泊17.8%
千葉県-10.4%280.4万人泊20.9%
沖縄県-9.6%563.7万人泊11.8%

47都道府県の一覧

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順位都道府県前年同期比2026年1〜8月(人泊)
1高知県+40.3%124,530
2茨城県+38.9%244,550
3福島県+35.5%310,370
4青森県+31.1%427,630
5愛媛県+30.3%471,380
6栃木県+27.4%350,210
7鳥取県+26.1%167,140
8山口県+25.9%132,990
9宮城県+23.1%783,860
10群馬県+20.3%285,880
11山形県+17.9%255,040
12秋田県+17.9%111,350
13埼玉県+16.1%206,670
14福井県+15.0%80,590
15長崎県+13.1%547,020
16滋賀県+12.0%227,940
17兵庫県+10.1%1,353,120
18岡山県+9.3%454,300
19佐賀県+8.3%180,610
20大分県+6.9%1,018,420
21広島県+6.7%1,411,780
22長野県+6.1%1,816,740
23岩手県+5.5%309,200
24鹿児島県+5.5%458,730
25富山県+4.8%274,690
26新潟県+3.4%648,170
27三重県+3.3%242,190
28徳島県+3.1%150,090
29島根県+2.1%70,530
30神奈川県+0.7%3,088,140
31福岡県-0.5%5,537,290
32宮崎県-0.8%168,600
33石川県-1.3%1,320,140
34和歌山県-2.6%519,900
35岐阜県-4.8%1,274,470
36熊本県-5.1%1,040,150
37香川県-5.8%653,820
38沖縄県-9.6%5,636,540
39千葉県-10.4%2,803,970
40北海道-10.4%8,216,670
41東京都-10.6%35,461,100
42大阪府-13.4%14,604,680
43京都府-16.9%9,985,210
44静岡県-19.1%1,212,720
45愛知県-20.6%2,589,710
46奈良県-21.4%282,510
47山梨県-23.3%1,438,390

2025年(通年)の伸び率

2025年(通年・確定値)の前年比では、鳥取県(+72.0%)、新潟県(+60.6%)、三重県(+57.7%)が上位でした。くわしくは2025年の伸び率ランキングをご覧ください。

よくある質問

2026年に外国人の宿泊が伸びている都道府県は?

1〜8月の前年同期比では、高知県(+40.3%)、茨城県(+38.9%)、福島県(+35.5%)、青森県(+31.1%)、愛媛県(+30.3%)の順です。

9月以降の値はいつ出ますか?

観光庁は2026年9月分の都道府県別(第2次速報値)を2026年11月30日に公表する予定です。公表後に、このランキングを1〜9月に延ばします。

全国の外国人延べ宿泊者数は減っていますか?

2026年1〜8月は1億895万人泊で、前年同期比-8.9%でした(第2次速報値)。9月の第1次速報値も前年同月比-9.2%です。

中国からの訪日客の減少は、どう説明されていますか?

日本政府観光局(JNTO)は、中国からの訪日客の減少について「中国政府より日本への渡航を避けるよう注意喚起が複数回あった」と説明しています。中国からの訪日客は1〜9月で前年同期比-55.5%でした。減少が大きい10の都道府県のうち7府県は、2025年の中国の割合(従業者10人以上の施設)が全国(19.7%)より高い府県です。

2026年と2025年の値はそのまま比べられますか?

観光庁は2026年1月分から調査の層化の基準を変えており、前年との比較には見直しの影響が含まれている可能性があると注記しています。本記事も目安としてお読みください。

データはどこで確認できますか?

観光庁「宿泊旅行統計調査」のページで、月ごとの集計結果(Excel)を誰でも見られます。本記事の全47都道府県の値はCSVでも公開しています。

まとめ

2026年1〜8月の外国人延べ宿泊者数は、全国で前年同期を下回りました。一方で、高知県・茨城県・福島県・青森県・愛媛県など30県は前年を上回りました。インバウンド・パワーランキングでは、公的統計の更新にあわせて最新の動きを公開していきます。

出典・データ

更新・訂正の履歴

  • 2026年10月19日:導入とまとめの「30道県」を「30県」に訂正しました(前年同期を上回った30はすべて県で、北海道は前年同期比-10.7%のため)。
  • 2026年10月21日:日本政府観光局(JNTO)の2026年9月分の公表に合わせ、中国からの訪日客の前年同期比を1〜9月の値にしました。
  • 2026年10月24日:評価方法に、当サイトで計算した値なので丸める前の値で順位を付けていて、47都道府県の一覧で表示の桁では同じでも順位が違うものがあることを書きました(数字と順位は変わりません)。
  • 2026年10月24日:よくある質問の日本政府観光局(JNTO)の説明の引用を、発表の文のまま「中国政府より日本への渡航を避けるよう注意喚起が複数回あった」にしました(前は「…注意喚起があった」と縮めていました)。数字の変更はありません。
  • 2026年10月29日:地図で、表示が同じ+0.8%の宮崎県と三重県が別の色の段になっていたので、地図に書く値で段を分け、三重県の色を直しました。まとめの「中国からの訪日客の大幅な減少を背景に」は観光庁の資料に無い原因の説明のため外し、「東北や四国の伸びが目立ちます」は四国の徳島県・香川県が前年同期を下回っているため外しました。「減少が大きい府県は、2025年に中国からの宿泊の割合が高かったところが目立ちます」を、減少が大きい10の都道府県のうち7府県は2025年の中国の割合が全国(19.7%)より高い、という表の値の文に直し、よくある質問「なぜ減っている府県があるのですか?」を「中国からの訪日客の減少は、どう説明されていますか?」にしました。「出典・データ」の2024年の確定値の集計結果の公表日を2025年6月27日に直し、正誤表(2025年8月26日)・報告書(用語の解説)・2026年7月分の報道発表資料(8月の全国の値と層化基準の注記の出どころ)を足しました。「出典・データ」の2025年の確定値の集計結果に書いた表の名前を、この記事で使った表(第2表の年計と1〜7月・参考第1表)にしました(使っていない参考1の標準誤差率を外しました)。数字と順位は変わりません。
  • 2026年11月1日:観光庁「宿泊旅行統計調査」の2026年8月分(第2次速報値)の公表に合わせ、2026年の値を1〜8月に延ばしました。
  • 2026年11月1日:評価方法の「外国人」の説明に、報告書の用語の解説にある但し書き(日本国内の住所の有無による回答が困難な施設は、日本国籍を有しない人を外国人宿泊者として回答してもよいこと)を足しました。
  • 2026年11月2日:導入の1文目の「2026年10月時点で最新の」を、数字を公表元と照らした最終確認の月に合わせて「2026年11月時点で最新の」に直しました(2026年11月2日に、公表元にこれより新しい版が無いことを確かめました)。数字と順位は変わりません。

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図表のご利用について

本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。

高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。

数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年11月1日)。

公開:2026年11月2日

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この記事を書いた人

株式会社パプリカ 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。観光庁・JNTO などの公的統計をもとに、訪日インバウンドのデータ分析と情報発信を行う。

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