訪日客の旅行消費額が多い国・地域ランキング【2026年最新版】観光庁 2025年確報・2026年1〜9月速報

訪日客の旅行消費額が多い国・地域ランキング【2026年最新版】観光庁 2025年確報・2026年1〜9月速報 1位 中国 2兆58億円

2026年11月時点で最新の観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年の確報(2026年3月公表)と2026年1〜9月の速報(7-9月期は1次速報・2026年10月21日公表)をもとに、訪日客の旅行消費額が多い国・地域をランキングにしました。1位は中国(2兆58億円)です。

観光庁の「インバウンド消費動向調査」(2025年暦年・確報)によると、2025年の訪日外国人旅行消費額は9兆4,549億円で、前年から16.4%増え、過去最高になりました。国・地域別の1位は中国の2兆58億円で、全体の21.2%を占めます。

2位は台湾(1兆2,033億円)、3位は米国(1兆1,186億円)、4位は韓国(9,906億円)、5位は香港(5,614億円)。訪日客数(一般客)では4位の米国が、消費額では3位に入ります。

目次

ランキングの評価方法

訪日外国人旅行消費額 国・地域別ランキング【2026年最新版】の評価方法
  • 出典:観光庁「インバウンド消費動向調査」の2025年暦年(確報)の図表3・図表4。
  • 旅行消費額:訪日外国人が日本滞在中に使った金額の推計で、宿泊費・飲食費・交通費・娯楽等サービス費・買物代などの合計です。クルーズ客を含みます。
  • 1人当たり旅行支出:クルーズ客を除く一般客の値で、パッケージツアー参加費に含まれる日本国内の支出を含みます(集計表の注意書き)。
  • 確かめたこと:上位の国・地域の値と前年比を、観光庁の公表資料(PDF)の表と照らしました。
  • 回答者数:2025年の国・地域ごとの回答者数(集計表 表1-1 全体【A1】)は212〜5,668人です。500人未満のロシア(212人)・イタリア(427人)・スペイン(468人)・ドイツ(473人)・インド(482人)は、回答者が少ないため誤差が大きい可能性があります(表の※)。
  • 注意:標本調査に基づく推計値です。政府統計の数値は「政府標準利用規約(第2.0版)」に基づいて利用し、本サイトで加工・集計しています。
  • 2026年の値:2026年1-3月期・4-6月期の2次速報と7-9月期の1次速報の合計です(各期の概要の図表3・図表4の値)。1次速報は2次速報で、2次速報は年間の確報で改定されることがあります。2026年からメキシコ・北欧・中東が調査の対象に加わり、2025年以前はこれらが「その他」に含まれています(観光庁の注記)。
  • 複数の国のまとまり:観光庁の区分のうち、北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)と「その他」は複数の国をまとめた値なので、国・地域の順位に入れず、表の下に参考として値を載せました(2026-10-23 から)。

TOP10(旅行消費額)

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順位国・地域旅行消費額前年比割合1人当たり
1中国2兆58億円+16.2%21.2%246,550円
2台湾1兆2,033億円+10.4%12.7%184,413円
3米国1兆1,186億円+24.1%11.8%339,708円
4韓国9,906億円+3.2%10.5%105,058円
5香港5,614億円-15.0%5.9%226,011円
6オーストラリア4,067億円+16.5%4.3%386,512円
7タイ2,527億円+11.6%2.7%205,246円
8シンガポール2,308億円+15.1%2.4%319,901円
9カナダ2,202億円+24.7%2.3%322,489円
10英国2,076億円+25.2%2.2%391,320円
訪日外国人旅行消費額 国・地域別 上位15(2025年)

1〜10位の解説

第1位 中国(2兆58億円)

第1位 中国:2兆58億円

中国の2025年の旅行消費額は2兆58億円(前年比+16.2%)で、全体の21.2%です。費目別では宿泊費5,881億円、買物代7,619億円、飲食費4,145億円、交通費1,558億円。1人当たり旅行支出は246,550円でした。

第2位 台湾(1兆2,033億円)

第2位 台湾:1兆2,033億円

台湾の2025年の旅行消費額は1兆2,033億円(前年比+10.4%)で、全体の12.7%です。費目別では宿泊費3,798億円、買物代3,955億円、飲食費2,614億円、交通費1,147億円。1人当たり旅行支出は184,413円でした。

第3位 米国(1兆1,186億円)

第3位 米国:1兆1,186億円

米国の2025年の旅行消費額は1兆1,186億円(前年比+24.1%)で、全体の11.8%です。費目別では宿泊費4,855億円、買物代2,216億円、飲食費2,292億円、交通費1,324億円。1人当たり旅行支出は339,708円でした。

第4位 韓国(9,906億円)

第4位 韓国:9,906億円

韓国の2025年の旅行消費額は9,906億円(前年比+3.2%)で、全体の10.5%です。費目別では宿泊費3,428億円、買物代2,423億円、飲食費2,701億円、交通費841億円。1人当たり旅行支出は105,058円でした。

第5位 香港(5,614億円)

第5位 香港:5,614億円

香港の2025年の旅行消費額は5,614億円(前年比-15.0%)で、全体の5.9%です。費目別では宿泊費1,856億円、買物代1,714億円、飲食費1,350億円、交通費509億円。1人当たり旅行支出は226,011円でした。

第6位 オーストラリア(4,067億円)

第6位 オーストラリア:4,067億円

オーストラリアの2025年の旅行消費額は4,067億円(前年比+16.5%)で、全体の4.3%です。費目別では宿泊費1,666億円、買物代704億円、飲食費887億円、交通費439億円。1人当たり旅行支出は386,512円でした。

第7位 タイ(2,527億円)

第7位 タイ:2,527億円

タイの2025年の旅行消費額は2,527億円(前年比+11.6%)で、全体の2.7%です。費目別では宿泊費839億円、買物代801億円、飲食費554億円、交通費253億円。1人当たり旅行支出は205,246円でした。

第8位 シンガポール(2,308億円)

第8位 シンガポール:2,308億円

シンガポールの2025年の旅行消費額は2,308億円(前年比+15.1%)で、全体の2.4%です。費目別では宿泊費832億円、買物代727億円、飲食費468億円、交通費217億円。1人当たり旅行支出は319,901円でした。

第9位 カナダ(2,202億円)

第9位 カナダ:2,202億円

カナダの2025年の旅行消費額は2,202億円(前年比+24.7%)で、全体の2.3%です。費目別では宿泊費907億円、買物代382億円、飲食費491億円、交通費289億円。1人当たり旅行支出は322,489円でした。

第10位 英国(2,076億円)

第10位 英国:2,076億円

英国の2025年の旅行消費額は2,076億円(前年比+25.2%)で、全体の2.2%です。費目別では宿泊費1,023億円、買物代283億円、飲食費436億円、交通費253億円。1人当たり旅行支出は391,320円でした。

費目別の内訳(上位10)

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国・地域宿泊費飲食費交通費娯楽等買物代
中国5,8814,1451,5588447,619
台湾3,7982,6141,1475083,955
米国4,8552,2921,3244972,216
韓国3,4282,7018415112,423
香港1,8561,3505091851,714
オーストラリア1,666887439370704
タイ83955425380801
シンガポール83246821763727
カナダ907491289133382
英国1,02343625382283
単位:億円

買物代の割合が高いのは、中国(38.0%)、台湾(32.9%)、フィリピン(31.8%)、タイ(31.7%)、シンガポール(31.5%)です。全体では宿泊費が36.6%で最も大きく、買物代27.0%、飲食費21.9%が続きます(観光庁)。

国・地域別の一覧

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順位国・地域旅行消費額前年比
1中国2兆58億円+16.2%
2台湾1兆2,033億円+10.4%
3米国1兆1,186億円+24.1%
4韓国9,906億円+3.2%
5香港5,614億円-15.0%
6オーストラリア4,067億円+16.5%
7タイ2,527億円+11.6%
8シンガポール2,308億円+15.1%
9カナダ2,202億円+24.7%
10英国2,076億円+25.2%
11ベトナム2,055億円+49.6%
12ドイツ※1,655億円+57.7%
13フランス1,641億円+18.3%
14フィリピン1,636億円+8.3%
15マレーシア1,406億円+28.8%
16インドネシア1,309億円+18.0%
17イタリア※1,096億円+33.5%
18スペイン※888億円+32.5%
19インド※785億円+39.8%
20ロシア※565億円+77.2%

※は2025年の回答者が500人未満の国・地域です。回答者が少ないため、誤差が大きい可能性があります。

2026年1〜9月の旅行消費額(速報)

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順位国・地域2026年1〜9月割合
1台湾1兆1,324億円16.0%
2中国8,958億円12.7%
3米国8,869億円12.6%
4韓国8,698億円12.3%
5香港4,476億円6.3%
6オーストラリア3,075億円4.4%
7タイ1,898億円2.7%
8ベトナム1,736億円2.5%
9英国1,703億円2.4%
10カナダ※1,693億円2.4%

参考(複数の国のまとまり・順位は付けていません):北欧(4か国) 576億円(0.8%)・中東(8か国) 868億円(1.2%)・その他の国・地域 5,898億円(8.4%)。

※は3期の回答者数の合計が500人未満の国・地域です(カナダ 443人。参考の北欧は308人、中東は314人)。回答者が少ないため、誤差が大きい可能性があります。

2026年1〜9月の訪日外国人旅行消費額は7兆574億円でした(1-3月期 2兆3,373億円・前年同期比+2.5%、4-6月期 2兆5,125億円・+0.3%、7-9月期 2兆2,076億円・+3.2%(1次速報))。

よくある質問

訪日客の旅行消費額が最も多い国・地域は?

中国で2兆58億円(2025年・全体の21.2%)です。2位は台湾、3位は米国です。

2026年の旅行消費額は?

2026年1〜9月(速報)は7兆574億円で、台湾(1兆1,324億円)、中国(8,958億円)、米国(8,869億円)の順です。

2025年の訪日外国人旅行消費額の合計は?

9兆4,549億円で、前年比+16.4%と過去最高でした(観光庁・確報)。

何にお金を使っていますか?

全体では宿泊費(36.6%)が最も多く、買物代(27.0%)、飲食費(21.9%)が続きます。中国は買物代の割合が38.0%で20の国・地域で最も高く、欧米豪の8か国(英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・米国・カナダ・オーストラリア)は宿泊費の割合が41.0〜49.3%です。

訪日客数の順位と違うのはなぜですか?

観光庁の図表4では、旅行消費額は1人当たり旅行支出×旅行者数で推計されています。旅行者数(一般客)は韓国が9,420,144人で1位ですが、韓国の1人当たり旅行支出は105,058円で、全国籍・地域の228,782円より少なくなっています。

データはどこで確認できますか?

観光庁「インバウンド消費動向調査」のページで、年間の結果(PDF・Excel)を誰でも見られます。本記事の国・地域別の値はCSVでも公開しています。

まとめ

2025年の訪日外国人旅行消費額は9兆4,549億円で過去最高となり、国・地域別では中国・台湾・米国・韓国・香港の順でした。訪日客数(一般客)が4位の米国は、1人当たり旅行支出が339,708円で全国籍・地域の228,782円より多く、消費額は3位です。2026年1〜9月(速報)は7兆574億円で、台湾が1位です。インバウンド・パワーランキングでは、公的統計をもとに訪日客の消費の動きを続けて公開していきます。

出典・データ

更新・訂正の履歴

  • 2026年10月22日:観光庁の7-9月期の1次速報(2026年10月21日公表)に合わせ、2026年の表を1〜6月から1〜9月に延ばしました。あわせて、2026年から調査の対象に加わったメキシコ・北欧・中東を集計に入れました(1〜6月の10位までの顔ぶれは変わりません)。
  • 2026年10月23日:2026年1〜9月の表で、北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4か国)・中東(8か国)は複数の国をまとめた観光庁の区分なので、国・地域の順位から外し、「その他」とあわせて表の下に参考として値を載せました(10位までの顔ぶれと順位は変わりません)。
  • 2026年11月3日:導入の1文目の「2026年10月時点で最新の」を、数字を公表元と照らした最終確認の月に合わせて「2026年11月時点で最新の」に直しました(2026年11月3日に、公表元にこれより新しい版が無いことを確かめました)。
  • 2026年11月3日:導入とまとめの「訪日客数」は図表4の一般客の旅行者数であることを書きました。よくある質問の「1人当たりの支出や滞在日数が国・地域で違うためです」とまとめの「消費額は訪日客の数だけでなく、1人当たりの支出や滞在日数でも大きく変わります」は、滞在日数を原因とする説明が観光庁の資料に無いため、図表4の1人当たり旅行支出と旅行者数で書く形にしました(「平均より少なくなっています」には全国籍・地域の値を書きました)。よくある質問の「欧米豪は宿泊費の割合が高い傾向です」を、8か国の名前と割合の範囲で書く形にしました。まとめの「上位に並びました」を「の順でした」にしました。1人当たり旅行支出の定義に、パッケージツアー参加費に含まれる日本国内の支出を書きました。2025年の回答者が500人未満の国・地域(ロシア・イタリア・スペイン・ドイツ・インド)に一覧の表と横棒で※を付け、2026年の表では3期の回答者数の合計が500人未満のカナダに※を付け、評価方法に回答者数を書き、集計表を出典に足しました。CSVに回答者数と「その他」の列を足し、費目の列に単位を書きました。数字と順位は変わりません。

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図表のご利用について

本ページの図表・数値は、出典「インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」と明記いただければ、報道・資料などでご利用いただけます。画面・紙面での表記の例:「出典:インバウンド・パワーランキング(株式会社パプリカ)」。

高解像度の画像や集計データが必要な場合は、株式会社パプリカ(info@inport.co.jp)までご連絡ください。それぞれの順位の元になった公表資料(どの表のどの行か)も、お問い合わせいただければお示しします。

数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年11月3日)。

公開:2026年11月3日

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この記事を書いた人

株式会社パプリカ 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。観光庁・JNTO などの公的統計をもとに、訪日インバウンドのデータ分析と情報発信を行う。

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